12月某日 企画会議

  • 「えー、そういうわけで今回は我々の新商品『グミサプリ』のPRをヨッピーさんにお願いしたいのですが……」

  • 「ふーむ、ちなみにどんな商品なんですか?」

  • 「サプリメントって、飲むのをけっこう忘れたりすると思うんですよね。そもそも美味しいものじゃないし、飲む時にお水が必要だったりして面倒臭いじゃないですか。その点、このグミサプリならグミだからお水ナシで食べられて、しかも美味しいっていう画期的な商品です!」

  • 「なるほど。確かにそれは良さそう!ちなみにターゲット層は……?」

  • 「やっぱり美意識が高めの、若い女性ですかね。例えば読モさんみたいな人達に使って頂きたいなと……。読モさんに使って頂く企画とかどうでしょう?」

  • 「すいません」

  • 「はい?」

  • 読モって、そもそもなんなんですか?

  • 「言われてみればなんでしょうね……?」

  • 「TwitterとかでもたくさんRTがまわってきますし、テレビなんかに出てる人もたくさん居るんですけど、なんかちょっと『読モ』っていう響きがフワッとしすぎてません?」

  • 「確かに……!」

  • 「よーし、それなら……!」

「グミサプリを渡すついでに、読モについて調べてきます!」

  • 「大丈夫かな……」

詳しい人にお話を聞こう

そんなわけで改めまして皆さんこんにちは。ヨッピーです。
「若者向けの企画」って聞いたのでクリスマスも近いし、トナカイのかぶりもので媚びを売ろうかな?と思ったのですが「なんか違うな」と思ってやめました。
普段はライターとして主にインターネットで記事を書く仕事をしておりますが、
最近は「読モ」つまりは「読者モデル」と呼ばれる人々の活躍の場が増えてきましたね。

イベントに雑誌、テレビなどなど、右を見ても左を見ても読モ読モ読モの大洪水状態でして、試しにTwitterのプロフィール検索で「読モ」と検索をかけると死ぬほど出てきてビックリしました。

一体「読モ」ってなんなんでしょうか!?

今日は読モに詳しい方に来ていただいたので、そこらへんを深堀りしてみたいと思います!

ご紹介します!

元メンズナックル読者モデルにして現在はMTRL編集長の佐野恭平さんじゃーい!

佐野恭平
16歳から活動を開始し、雑誌「Men’s KNUCKLE」のモデルなどを経て、現在は創刊半年にして既に月間160万PVを超えるメンズファッションWEBマガジン「MTRL(マテリアル)」の編集長。Twitterのアカウントは@kyohei_sano

MTRL
http://mtrl.tokyo/

顔の大きさが僕と全然違う佐野さんに色々聞いてみよう

  • 「そんなわけで突然ですが教えて下さい。読モって、そもそもなんなんですか?

  • 良い質問ですね

  • 「良い質問なんだ」

  • 「元々、雑誌のモデルって手足が細くて長くてスタイル抜群の人達ばっかりだったんですよ。外国人もたくさん居たし」

  • 「まあそうですよね。パリコレとかは今でもそうですもんね」

  • 「じゃあなんでそうするかって言うと、モデルさん達は言ってしまえば脇役なんですよ。主役はあくまでも服なんで。脇役なのにキャラクターが強烈だったりして主役である服より目立ったらダメじゃないですか」

  • 「なるほど。それはわかる気がする」

  • 「でも、今度はその手足が長い外国人の人達が着てる服って、自分に置き換えて考えられないっていう問題もあったりするんですよ。スタイルが違いすぎるんで。モデルさんが着てるから可愛く見えるだけなんじゃないかって思っちゃう」

  • 「おお……!そこで現れたのが読モ、と……!」

  • 「そうです。あくまで一般人でモデルさんみたいにスタイルが抜群なわけでも、飛び抜けて美人なわけでも無い人達だからこそ、それを見た読者に『私もこんな風に可愛くなりたい』って思わせられるんですよ」

  • 「なるほど。モデルよりも読者の立ち位置に近いのが読モなんですね……!」

  • 「はい。なので『あくまで普通の読者の女の子』という扱いで雑誌に出てたんですね。普通の読者だけど、頑張ればここまで綺麗になれるよ、みたいな。実際、ギャル雑誌の『egg』なんかには読モの女の子がメイク前のすっぴん写真とか堂々と公開してたけどみんな酷かったですよ。でも、だからこそ『私だってこうなれるんだ!』って思うんだと思います」

  • 「なんか、AKBっぽいですね。『身近に居る普通の女の子です』的な」

  • 「そうですね。だから見ている人達に親近感を持ってもらいやすいし、ライフスタイルに憧れたりする人もたくさん居たんですよ。益若つばささんなんかがその走りでしょうね」

佐野さんが言うにはだいたいこんな感じのルートで読モになる人が多かったらしい。

  • 「読モに憧れて、原宿でファッションスナップに撮られる為に服を着替えながらウロウロしまくる人とかも居たんですよね。ウシジマくんで見ました

  • 「はい。今はもう激減しましたけど

時代の流れと変化する読モ界隈

  • 「え?なんで?これだけ読モの人をあちこちで見るのに?」

  • Twitterのせいですね

  • 「Twitterかよ!」

  • 「Twitter、スマホが出て来た2010年くらいから読モの世界が変わったんですよね。Twitterのフォロワーがモノを言う世界になりました」

  • 「え!? どゆこと!?」

  • 「要するに雑誌の撮影でも広告の企画でも、読モを使う時はTwitterのフォロワー数を基準にして選ばれるようになったんですよ。雑誌に出て人気が出てTwitterのフォロワーが増えるんじゃなくて、元々人気があってTwitterのフォロワーが多いから雑誌に出られるっていう」

  • 「えーっ!なにそのシビアな世界……!僕みたいなWEBライターと完全に一緒やんけ……!すぐ聞かれますもん。『この人はフォロワー何人いるんですか?』って」

  • 「ですよね。僕も読モの人達とずっと一緒に仕事してるからわかるんですけど、イベントにしろ撮影にしろ、クライアントさんはまず最初に『この子、フォロワーは何人いるの?』って聞いてきますね。instagram、Twitterはほぼ必須条件に近いです。モデルとして適正があるかないかとかその辺はあんまり関係がなくて、『数字を持ってるか持ってないか』で全部決まってるんですよね」

  • 「なにそれ……!怖い……!」

  • 「怖いでしょう……!収入がTwitterのフォロワーの数に思いっきり左右されますからね……!一回の撮影で3,000円から5,000円のギャラっていうのもたくさんあるなかで、フォロワーの数が多い人はギャラが1ケタ以上違うっていう……!」

読モのフォロワーの増やし方とは

シビアすぎる世界に引いてる僕

  • 「ちなみに、今人気の人達ってどれくらいフォロワーが居るんですか?」

  • 「今だと『前髪切りすぎた』でお馴染みの三戸なつめちゃんがTwitterのフォロワーが20万人を超えてますね。男性だとこんどうようぢくん、大倉士門くん、藤田富くんの3人がズバ抜けてフォロワーが多いかと。みんな30万人前後いますね。この三人は仲良し三人組でもあるんですよ。その辺の男子校っぽい部分なんかも女性から人気を集めてる秘訣だと思います」

  • 「30万て軽い地方都市の人口くらいあるじゃないですか。どうやってそれだけの数のフォロワーを集めたんですかね……?」

  • 「これがもう、めちゃくちゃ地味で大変なんですよ……!読モとしてフォロワーを増やすために必要なことってだいたいこんな感じです。女性の読モはここまでしない人がほとんどですが……」

  • 「ざっくりこんな感じですかね。こんどうようぢくんは元々デコログっていうブログで人気があってフォロワーを増やしたんですよね」



  • こんどうようぢくんのTwitter。「焼きいも」の一言で275RTの2800ふぁぼ。ケタがおかしい

  • 「元々ブロガーなのか……!じゃあ僕もブロガーと言えばブロガーだしフォロワーはたくさん居るし、僕が書く記事って結構数字を集めるのでひょっとしたら僕も読モに……?」

  • 無理ですね

  • なんでよ

  • 「今は中性的な人が人気なのでヨッピーさんみたいに男臭い人はたぶん難しいです。それに読モって本当に大変ですよ。事務所がお膳立てしてくれるわけじゃなくて、完全にセルフプロデュースですからね。しかも毎年4月になると地方から読モ候補が大量に上京してきますし。前述の方々みたいに完全に売れっ子になれば安泰だと思いますが、そこまでの道のりはすごい生存競争です」

  • 「なるほど。Twitterとかスマホの普及によって参入障壁がめっちゃ低くなったんですね……!」

  • 「そうです。だから、例えばお互いにフォロワーが数万人っていうレベルで居る読モ同士だと、お互いに露出を増やしたいから大して仲良くなくても仲良さそうに一緒に自撮りしてお互いにRTしたりしますね。写真撮ったらそのあとは無言、みたいな」

  • 「つまりはこういうこと?」

  • 「これ、業界あるあるです」

  • ウソつけ!

  • 「まあでも結局、読モと普通のモデルの違いって、最初言った通り『ファンとの距離感が近い』って事だと思うんですよね。だからこそ変に気取ったりしてなくてリプライも返すしイベントでもファンサービスをしっかりしてたりしてて、それだけファンを大事にしてるって事だと思います。後は服装とか体型をずーっと気にしてなきゃいけないし、お金もかかりますよ。読モっていう響きの割にはすごくストイックな仕事じゃないかなぁ。軽い気持ちで『読モやろっかなぁ』なんて思ってたら挫折すると思いますよ。簡単な世界ではないですもん」

  • 「なるほど。ちなみに生存競争に敗れた人はそのあとどうするんですかね?」

  • 「まあ、男性も女性も歌舞伎町に行っちゃう人がけっこういますね」

  • 「なるほど。深くは聞かないでおきますね

  • 「あとは何故かみんなDJやりだします」

  • もうやめろ

実際に撮影現場を見てみよう

このあとは佐野さんにお願いして実際の撮影現場にお邪魔させて頂きました!

この日の撮影は読モの楠(くすのき)ろあさんであります!

楠ろあ
読モ。株式会社ARONDOLL代表。

高校生の頃にWEBサイト「放課後物語」を立ち上げ、企業とのコラボ案件も多数手掛ける。
TwitterのIDは@_roa666

放課後物語
http://houkago-story.com/

早速「グミサプリ」を手渡す僕。

はい最高のショット頂きましたーーーー!

  • 「なんか、佐野さんから『読モってそんな簡単なもんじゃねぇぞ!』みたいなお話をお伺いしたんですが、やっぱり大変ですか?」

  • 「うーん、ファンが増えるのに従って、どうしてもアンチも増えて行くのでそれは辛かったかも知れないですね……。あることないことネットに書かれて、寝れない日が続いたりとか……。学校との両立も大変でした」

  • 「なるほど。逆に読モやってて楽しい事ってなんですか?」

  • 「今はWEBサイトのプロデュースとかイベントのプロデュースとか、どちらかと言うと裏方の仕事が多いんですが、こういう仕事が出来るのって全部読モの時代があったからなんですよね。自分の事を見てくれる人が増えるとそれだけやれることも増えるんですよ。面白そうだな、とかこれやりたいな、って思ったことをやれる環境を作ってくれたのは読モの頃のおかげなのでそれはすごくありがたいです」

  • 「体重とかもきっと気にしてますよね?」

  • 「そうですね。もともとすごく大食いだったんですけど、本当に際限なく太る体質なので今は制限してます」

  • 「そんな時にお水無しで簡単で美味しく食べられるサプリがあったとしたら……?」

  • 「便利ですね!」

  • 「はい頂きました~~~!これにて任務完了~~~~~~!」

そんなわけで今回の読モ記事、いかがだったでしょうか!
「なんとなくゆるくて楽そうだなぁ」と思っていた僕ですが、
予想外に競争が激しい世界のようでビックリしました……!

 

もし、これを読んでる方々の中に「私も読モになるわ!」みたいな人が居たら、
くれぐれも体調管理には気をつけて、グミサプリで栄養補給しながら頑張ってちょ~~~!

 

ちなみに今ならWEB限定のお得なセットがあるそうです!(ブルーベリーと鉄分を買うとビタミンC&オマケのシールがついてくる!)

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  • 「でもほんとに、僕って読モになれないんですか?僕も女の子にワーキャー言われたいんですけど……」

  • 「はい。絶対無理です